京都で、床、階段のサビ取り、ハウスクリーニングのプロの方法
こんばんは。宮本です。
ようやくにして、今年初ブログの更新致します!
今回は、ハウスクリーニングでよく出てきます…
サビ取り
についての記載になります。
これまでに、主に空室のハウスクリーニングを行って参りまして、よくある「サビ」について色々な見解から見ていきたいと思います。
先ず、そもそも「サビ」は、なぜ発生するのか?
についてなのですが…
よくある例が…酸素、水があるところに鉄が放置されると、錆が発生します。さらに、サビ自身も水や汚れをためるので、表面に凹凸ができて増える。一度、でたサビはそうしてさらに進行します。
といった感じで、基本的には、鉄の箇所に、水気や汚れが放置されてしまいますと、発生原因になります。ただ、それだけの場合ではない場合でも、サビがでてきます。
それは、サビにも種類があり、そしてサビにも発生原因もあります。
種類(サビの色)になりますと…
赤サビ、青サビ、緑サビ、黒サビ、茶サビ、白サビ、だいたいが、この6色の種類の色のサビ達があります。
で、なぜこんなにサビにも色名がついているのかというと、単純に…金属の種類に対して違う色になるとお考え頂くと良いと思います。
分かりやすいのが、青サビ、緑サビ、白サビです。この三種類のサビは、青サビは銅、緑サビはニッケル、白サビはアルミ、亜鉛に対して発生するとおもにに出てくる色だそうです。
身近によく見かける青サビ、緑サビは、現金の50円玉なんかが、あまりにも古くて、青色や緑色に変色しているのを見た事がありませんでしょうか?これは、長年の体液や水分等で、錆びてしまった場合の色です。
50円硬貨は、銅が75%、ニッケルが25%で造られているからです。
まぁ、こういった感じでとらえていただけますと、分かりやすいですよね?
僕も、小銭の材質が何で造られているなんて、このブログを記載するまでおおまかにしか、分かってませんでしたので(苦笑)あと、1円玉は、100%アルミで、できています。(これは知ってました!)だから、1円玉がまっちゃちゃ!なんてほとんど見ないですよね?
で、サビにも発生原因があります。
・前述済みですが、ほとんどが水分(海水付近の地域含む)、体液が放置された状態。
・金属では無い部分にも出てくる場合のサビは、「もらいサビ」と言います。
ハウスクリーニングでも、とうぜんながら、あらゆる箇所にサビが、登場致します。
僕が一番よく見かける例ですと…箇所別にはなりますが…
・ベランダ…あまりに古い建物ですと、バルコニー側の手摺りなんかは、鉄製のものが使われているマンションもあり、そういった所は先ずサビていない事はありません。ほとんどが茶サビです。
・窓・サッシ…サッシも同じくですが、古い建物ですと、サビが浸食している所もあります。これは鉄ではなく、アルミの場合にも起こってしまいます。白サビや黒サビなんかも見かけます。
・キッチン…主にステンレスの箇所が多いのですが、それでもサビが出てきます。茶サビがほとんどで、たまに黒サビも見かけます。
・お風呂場…意外にも、プラスティック面にも出てきます。これが、前述の「もらいサビ」がでてくる箇所です。あと、鏡の裏面なんかにもたまに、でてきます。(画像検索がないので引用)
・トイレ、洗面台…主に金属の箇所に同じく出てきます。青サビや緑サビなんかも、よくみかけます。
・建具、玄関ドア周り…カーテンレールやドアノブなど主に金属の箇所に出てきます。茶サビがほとんどです。
とまぁ、こういった感じで…
疑問になられた方がいるかもしれません。ではサビはおもに、金属にしか発生しないのに、なぜ、お風呂場のプラスティックの面に出てくるのでしょうか…
僕も初めの頃はなんでやろ???でした。
言葉通りそのまんまで、「もらいサビ」と名付けられているからです。つまりは、付近に金属類の物を置いていると、その金属が錆びた汚れをプラスティックその物がもらっちゃうからです。
よくお風呂場に、シャンプーやリンスを置く金属製の棚なんかを置いたり、洗面台のプラスティック部分にクシやヒゲ剃りなんかを置いたりしている期間が長ければ長いほど、もらいサビと化してしまいます。
同業者さんなら、とうぜん分かっている事と思われますが、このもらいサビの浸食が強ければ強いほど、どうしようも有りません。
僕も、たしか昨年の秋口くらいに、入居者さんからのクレームだとかけつけた時に、説明致しましたが、もらいサビはどうしようもないんですよと…と伝えております。一般の方は、意外とサビについて知らない事が多いんだな~と…
ですので、もらいサビはどうしようもない場合が多いので、プラスティック付近に、金属類は、放置しないようにしましょうね!
では、それ以外の金属に発生したサビを除去する…
プロの方法
とは、一体どんな感じで行っているのでしょうか?
1.ふだん、ほとんどの同業の方は、酸性の洗剤を塗り込みます。
↓
2.その後に素早く、研磨材等でゴシゴシと擦ります。
↓
3.最後に、水で洗い流すもしくは水拭き、カラ拭きで終わり。
単純にこの3工程ですが…
一番、注意しないといけないのが洗剤の塗り込み放置厳禁です。上記2.で素早くとあるのがポイントで、洗剤を塗り込んで放置し過ぎますと、「酸焼け」という現象がおこり、素材そのものが変色してしまいます。
僕もはじめの頃は、これをやらかしておりました…
やらかしてから分かりますが、ポイントとなるスピードを熟知しない限りは、洗剤の濃度を薄めに希釈するなどする方がよいと思います。
今後のニーズに伴い、どぎつい「金属製のサビ」につきましては、プロの方法でのサビ取りを発展致しまして、過去記事のように、最強のサビ取り洗剤を模索していこうと考えております。
ま、そこまで行けたら、洗剤代やばそうなんで、別料金レベルなんでしょうけど(苦笑)という事で、今回は主に「サビ」に関する記事の更新でした!
お忙しい中、ご覧頂きまして、ありがとうございます!
以下、過去記事です。
こんにちは、約5日ぶりのブログ再開です。
今回は台風24号が、迫っている中なので、恐らく明日もほとんど外出せず、ひたすら執筆に取り組みます。
さてさて、今回は、床のサビ取りハウスクリーニングのプロの方法と題しまして、記載させて頂きます。
2回の期間に分けてのひたすらサビ取りに翻弄される日々でしたが、先ず、2回の期間のうち、一回目の期間の内容です。
先ず、向かったのは、京都市内にあるホテルの新築工事に伴う美装ですが、こちらは普段からリピートで向かっている現場で、やっていた工程の浅いうちは、比較的無難な現場だったのですが、今回向かった際には、強敵が登場しました。
強敵?
キツイ現場監督?
いやいや、前回までそんなにきつく無かったような…
なら何なんや?
サビ…サビの発生です。
強敵は、鉄骨床や階段などのサビです。
サビは基本的に、鉄の酸化で発生しますよね。主に水がかかった状態を放置してしまうと…何日後かには、汚い茶色がかったものが、鉄の表面に発生してきます。ぼくが、ふだん、よく見かけるのは、グレーチングや自転車の後ろのカゴなど、金属、そして主に材質が鉄のものであれば、至る所に出てきます。
ただ、こういった箇所が少なければいいのですが、そうもいきませんでした。何とホテルの9階~2階まで、見事に上から下まで…鉄骨床及び階段に発生していました。
これをやるの?(嫌な予感)
いやいや…(冗談でしょ?)
マジで…(あ~ぁ…)
という事で、始まりました。サビとの戦いが、開始されました。その道の大ベテランのプロ、Sさんと共に、9階屋上から開始します。先が重い…(苦)
更には、テープ類などの糊汚れや、モルタルなどの砂汚れも混在しております。汚れの種類にして合計三種類です。
持参品の洗剤、道具類は…
・精製チオグリコール酸アンモニウム 24L分(サビ用)
・3Mクリーナー(ノリ粘着用)
・バケツ
・水道水
・スポンジ
・激オチ君(スポンジの強い版みたいな物です)
・タオル
・ケレン棒など
以上8種類程を駆使して挑みます。
※今回は、現場撮影及び投稿等を許可頂いておりますので、初めての現場撮影許可バージョンです。
こんな状況です。
見た目通り、新築予定のホテルとは、思えないくらい、酷いありさまです。
不気味な紫色の液体は、チオグリコール酸アンモニウムという洗剤の色です。Sさんが事前に、闇ルートで仕入れを行っておりました。
匂います(苦)
エレベーターに乗っている時に、電気工事士さんになんの匂いやねんと…(笑)
これを一旦、水拭きした後の表面に一気にハケなどで塗ります。数分後に、この紫色の液体が、サビに反応致しますので、スポンジやタオルなどを駆使して、除去します。
こんな感じです。
あくまでも、メインはサビ取りだったのですが、ついでの汚れが発生している為、表面のサビ取り後には、のり汚れ、モルタル汚れが待っています。
のり汚れは、3M製のスプレーをかけ、数分後に除去。
モルタル汚れは、主に砂がメインなので、水道水で砂を緩めて、ケレン棒などで、除去。
こんな感じで、取り敢えずは、一回目のサビ取りは完了致しました。
これを終えた感想としましては…まだ嫌な予感がしていました。何故かといいますと、表面の色が、場所によって違っておりました。サビ取りの洗剤後には、黒ずんでしまっているものや、白く白化しているもの、普通な仕上がりに戻ったものの3種類に発展しておりました。
で、数日後に…(その間、京都市内は、雨が降っている期間もありました。)
2回目の依頼が来ました。嫌な予感が的中しました。やり直しみたいな作業依頼でした。
内容は、もちろん、サビ取り…(苦)今度は、試験バージョンです。要するに、前回の3種類に混在してしまった仕上がりに対して、1種類にキレイさっぱり、サビ取り後の表面を揃えて欲しいという内容…
心折れそうだ…(苦)
ただ仕事だし、依頼に応えるよう、対応します。
今度の内容は…、一番、納得行く洗剤を探して、その1品で仕留めれるか調査を兼ねてという物でした。で、サビと戦う為に、Sさんは、洗剤を合計4種類用意して、ぼくがテストを行います。
こんな感じです。
階段左端に、洗剤類が、さぁかかって来いとばかりの様子で、サビに待ちかまえております。
結果…
こいつが、一番、活躍した模様です。スプレー右上の部分にサンプルテスト行った物で、一番の反応力でした。が、…威力が強すぎる感もあり、表面を溶かし気味なところもありましたので、次回は、ある程度、希釈した方がいいような気もします。
他の3種類は、画像では分かりにくいくらいの微妙な範囲の除去状況でしたので、載せておりませんが…
従って、この4種類の洗剤バトルの勝者は…
コイツに軍配が上がりました。
アメリカの海軍などで使われている物で、ご覧の通り、英語表記で海外品ですね。かなり怪しい見たくれですが、威力は強すぎるかもしれませんが、最善の結果を出した奴です。¥800/本らしいです。
取り敢えず、次回、これを使うとなると、膨大な本数と費用が想定されますが…そういった所の交渉、思案中といったところでしょうかね。
ちなみにSさんが、この洗剤類などを朝6時30から開店しているホームセンターで事前に仕入れてからという状況でした。さすがは、この道のプロですね。仕事に行く前に調達出来るホームセンターまで御存知でした。
Sさん曰く、この2回の期間の状況を考える限り、鉄骨の材料の表面の処理自体の問題かもしれないとの…ぼくも分からなくはないような感じはしました。
まとめ
・サビにも色、種類があります!
・洗剤での落とし方に迷った時は、何種類かテスト!
・「もらいサビ」に注意いたしましょう!
下手な文章力などに、ここまでお読み頂き、感謝致します。有難う御座いました。
ご覧頂きまして、何か、ご連絡、ご質問、ご相談等が御座いましたら、コメントの方、宜しくお願い致します。尚、メールアドレスは、非公開ですので、プライバシーを保護しておりますので、宜しくお願い致します。
それでは、今日は、これにて失礼致します。
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