空室、1LDKの退去後の全体清掃に伴うハウスクリーニング
こんばんは。宮本です。
ブログの更新を致します。
これまでにぼくは、主に…
空室
の状態の中でのハウスクリーニングを行ってきておりますが、空室という状況は、作業をおこなう上で、意外と気にしないといけない点があります。
どういった点か?
1.作業に入る日、時間帯
2.周辺の状況
3.作業中に来られる方の有無
上記、3点くらいが関わってきます。
どのように関わってくるか?
1.作業に入る日、時間帯…休日や祝日の場合や早朝、夜間の場合ですと近隣でお仕事がお休みなどで、部屋内で生活されている確率が上がります。
そうなりますと、近隣の方が、神経質な方の場合、物音、作業後の汚れの飛散などでクレームに発展する場合があります。
ぼくが経験した例ですと…
物音…玄関前のドアの開け閉め音、取り外しや取り付け部品がある場合の作業音、掃除機の作業音、だいたいこの3種類が、ごく一般的なパターンかと思われます。
これまでに、空室のハウスクリーニングで、ぼくが一番参った近隣クレームは、下の階の住民さんからでした。お昼過ぎくらいの時間に、ふつうに掃除機で床面のゴミの除去をおこなっていた所…
「何をしてんねん!うるさいねん!こっちに音が鳴りひびいてくんねん!俺、夜勤明けやねん!」との…
ふだんと違う珍しい床面の現場で、コンパネのような板が、並べられている床面でしたので、今思えばですが、もしかして掃除機のゴロゴロ転がされる音が鳴り響きやすかった素材なのかもしれないとも考えております。
ま、夜勤明けについては… 「そんなもん、知らんがな!」とは思いましたが…
2.周辺の状況…これも空室だからといって、油断してはいけません。これは主に、外側に位置する箇所に注意しないといけない場合がほとんどです。これまでにぼくが経験したパターンですと…
・ベランダ…空室のハウスクリーニングとはいえ、一番やっかいな場所です。
さらに一番よくあるのが、排水がわるい。隣に汚水が流れてしまう。あまりにも汚いので、ゴミを事前に除去していても、ゴミが隣に舞ってしまう。このパターンが空室のハウスクリーニングで、気を緩めてはいけない王道箇所ですね…
・窓、網戸、サッシ…こちらの箇所も、かなりの確率で、気にしないといけない点です。
特に腰窓などで、窓を開ければ直ぐに外壁がそのままの場合などですと、水滴やゴミが下に舞い落ちてしまいます。ですので、水滴やゴミ等が落ちないようホースで水を流さず、手作業で行っております。
3.作業中に来られる方の有無…空室のハウスクリーニング中でも、様々な方が意外と来られます。例をあげますと…
A.他の業者さん…大工、水道、電気、塗装、クロス、雑工業者さん、だいだいはこれくらいの業者さんが居る中、作業を行う事もあります。
B.物件の内覧に来られる方、不動産屋さん…おもに物件を見に来られる方や、カギの取り替えや返却を行う場合があります。
C.運送屋さん…たまにあるのですが、何か物を配達に来られます。他の部屋と間違えてピンポン、なんて事があります。
D.近隣の住民さん…先程の1.2.であまりに気になる場合は、ピンポンを押してきます。で、何事だと会話になります。
こういった形で、おおまかに4種類くらいの方々が、作業中に来られます。この中でも、空室のハウスクリーニングをおこなっている最中に、一番やっかいになってくるのが、とうぜんですが、A.の他の作業に来られる業者さんです。
これまでに、ぼくは、さまざまな部屋のハウスクリーニングを行ってきましたが、元請け(お客)さんによっては、他の業者さんが作業中でも一緒に作業させる場合もあります。このパターンは、だいたいが急ぎの案件が多いです。
ぼくが経験した中で、困ったのが…
・大工さんが設備の取り換え中でその周辺が作業出来ない。
・クロス屋さんが作業中で周辺が作業出来ない。
一緒にその部屋の案件完了を目指しているので、他の業者さんの邪魔にならないよう他の箇所を済ませておいて残りを業者さんの周辺というのがぼくの中での、基本的なセオリーです。ですが追いついてしまうとこうなります…
最高に困ったのが…
・あと床面の作業以外、全て仕上げている状態で、他の業者さんが来るパターンです。他の業者さんの作業が終わるまで床面の作業の待ちぼうけです。(苦笑)
とまぁ、こういった形で「空室のハウスクリーニング」というくくりで考えた場合でも、実際、そうでもない要素が絡んできます。
次に…
退去後
に、ハウスクリーニングを行う場合が、ぼくの場合はほとんどです。この退去後という状態の中で、ぼくが一番、困るパターンは…
「残置物」です。
この残置物というのは、さまざまな状況を想定して、残置物が酷い場合ですと、元請けさんに確認して、どの残置物が、そのまま置いておくべきか、処分して廃棄するかの選別をおこなわなければいけません。
そう、つまり空室のハウスクリーニングの場合は、残置物の放置者が誰の物であったかが分からない為です。
前入居者の一般的な残置物ですと…トイレットペーパー、ゴキブリホイホイ、化粧用品、掃除用品、食料品、などなどおもに消耗品が多いのですが、酷い場合は、組み立て式家具や大型な物までに発展致します。
業者さんの一般的な残置物ですと…工具類、材料など如何にもそれっぽいもので判断しやすい事がほとんどです。
ですが、これが、どちらの場合も大量な場合が一番やっかいになります。ぼくがこれまで経験した中ですと、いわゆる「夜逃げ部屋」の案件に向かった事がありまして、その際には、まず大量の残置物の分別から始まってしまいます。
逆に、タワーマンション等、高級な部屋の案件の場合では、退去者の物と勘違いしてサンダルを誤って廃棄処分なんて事もありましたので、退去後の残置物という物に関しては…
・誰の物であったか?
・そして、それがまだ要る物なのかどうか?
・最後に要らない物だけを廃棄、処分するという事で!
因みにぼくは基本的には、一般ゴミ以外は廃棄処分の対象外です。といった感じで、残置物を、保管するものと廃棄処分の分別を行ってからようやく…
全体清掃
に入ります。空室のハウスクリーニングは、基本的には、部屋中の全体清掃を致します。
ただしクロスだけは基本、やりません。破れたり変色したりと案外リスクがある箇所なので、基本的にはクロスはぼくたちにとっては、「関係の無い箇所」です!
たまに、お客さんの要望で、クロスの汚れを除去して欲しいといった要望がありますが、基本的には出来る範囲内だけでいいと考えております。むしろクロスにまで発展する場合は、本来は、「別料金」です!
ま、それ以外に別料金が発生する例は、他にもありますが…
ここ最近、お客様にとっては、ハウスクリーニングを行っている業者は、一緒にクロスも掃除するものだと勘違いしている所が多すぎると思いますので…
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まとめ
・空室のハウスクリーニングと言っても来訪者が、意外ときます!
・残置物は、できるだけないように廃棄処分等、行いましょう!
・クロスは、基本、ぼくたちには「関係無い」箇所です!
以上、下手な文章力ですが、ここまでお読み頂き、感謝いたします。ありがとうございます。
ご覧頂きまして、何か、ご連絡、ご質問、ご相談等がございましたら、業者さまも、店舗さま、一般の方もコメントの方、よろしくお願い致します。
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それでは、今日は、これにて失礼致します。
以下過去記事です。
こんばんは、天変地異や仕事の状況で、全く書けていなかったブログがようやく書ける時間ができはじめたので、バンバン書いていきたいと思います。
さて、今回は以前に、お仕事をさせて頂きました内容が、いわゆる、賃貸マンション、アパートの退去後、入居前の空室清掃という部類のものです。業界用語では、「空室」「洗い」などというようですが、ぼくは、言葉をやわらかくして単純に誰も居ない、物もほとんど無い状況の中での、無人のハウスクリーニングという感じです。
向かったのは、大阪市内のかなり都市部の所でした。で、実は、それまでに、リフォーム絡みのハウスクリーニングを1件済ませてからの到着でした。2件目なので、とうぜん、かなり暑い日で、既に1件目で汗がだらだら出だしております(苦)幸い間取りは、1LDKと狭いのでありがたく、当然、退去後の無人状態で、物も殆どない状態です。用途は、ほぼ一人暮らし向けでしょうか。
夏場の移動は堪える上に、どんな状況でも水分がかかせません。(乾)
雑談はさておき、作業場所に到着いたしましたが、元請けさん(注文を頂きました業者さんの事だそうです。)が、さきに路上駐車で、中に入って行きました。ぼくは、付近に駐車した所で、待機するかたちになりました。
元請けさんが、さきに事前に部屋の状況などを把握するついでに、エアコン(外されていませんので)は、時間がかかるので、さきに作業をある程度、済ませておいてから戻ってきました。その間、車1台は、いわゆる路上駐車状態です(笑)ぼくが、車内で待機しているので、警察が来るなどなにかあった場合、連絡できるようにも加味してなのかもしれませんが…おそらく、この付近の時間貸し駐車場料金が、かなり高額であることに気づきました。
1LDK=1部屋(何畳かは現場によりますが…)とリビング、ダイニング、キッチン、その他風呂、トイレなど、一通り、人が暮らせる設備のあるマンションでしたが、そういった都市部の集合住宅は、交通機関が、便利なので、意外と駐車場が完備されていないような状況もあるかと思われます。それに付けくわえて、都市部で有料駐車場の土地代などの兼ね合いでそういう状況になったのでしょう。
こういう状況の場合、仕事を受ける側としては、作業を1分でも速く終わらせ、駐車料金を100円でも安く、出庫できるよう行わなければ、単純に利益が少なくなりますね。(泣)渡す側(注文する側)としては、知ったこっちゃないんですが…(笑)
ずばり、1LDK、退去後の全体清掃、殆ど…、この条件の場合…
「スピード勝負」やねんな~…
あくまで僕の見解ですが、品質を重視していて、駐車料金がバカ高くなっては、何しに来ているのか分からなくなりますからね。
で、当然ながら、車を一斉に2人で止めます。その瞬間からいざ作業開始となります。そこからは、予め段取りを決めておいてのスタートでしたので、スムーズでした。(汚れも前の入居者が清掃していて、頑張っていたせいか少なめ)
元請けさんは、エアコン→キッチン→窓→風呂→床
ぼくは、トイレ→洗面台→建具→床 と順番に行いました。
2人で、二手に別れ、最後の床で作業がぶつかるように、ぐるぐる掃除する事、約2時間半にて、終了でした。恐らく、ぼく意外の熟練者の方が、二人作業でしたら2時間くらいだったかも知れませんが…(苦笑)これはこれで、無事終了。
で、仮にこの内容をお客さんとして注文した場合、僕が想像した限り、最低でも、料金を¥25000くらいを頂いていないとある程度、業者さん側に利益が、でなかったのであろうと思いました。
これが、果たして…
A.高い金額なのか
B.妥当な金額なのか
C.安い金額なのか
決定、判断するのは、頼む側ですが、頼まれる側もぼくは何故、その料金で提示するのか受けれるのかなど、納得のいく説明が出来て、お互いに納得出来ればそれでいいと思います。
まとめ
時には、「スピード勝負」は大事ですね。
下手な文章力にここまでお読み頂き、感謝致します。有難う御座いました。
それでは、今日は、これにて失礼致します。
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